【J-POPレビュー】CHEESE CAKE −「音の無い世界のうさぎ」
いきます。3回目はCHEESE CAKE −「音の無い世界のうさぎ」です。
以下まずは紹介
2006年福岡県で結成された4人組バンド
2009年TOKYO FM主催10代限定夏フェス閃光ライオットにて準グランプリ受賞。
2013年2月SMEレコーズからメジャーデビュー
以下レビュー
初めてのバンドのレビューです。
まずはサウンド面ですが、多少ポップな音をときおり含めながら、結構ロックなバックに、声の可愛い女性ボーカルがのった曲です。
目立つギターがいわゆるヘタウマ風ですが、味があり、違和感を感じる中にもどこか心地よさがあります。フレーズやコード進行には特に斬新さが無いのですが、微妙なズレ感が心地よさを生んでいるのかもしれません。
曲の構成はシングルカットにしているからか、とてもスタンダードです。こういうバンドだともっと曲の構成も遊んでくれるかとも予想してしまったんですが、まぁそこはシングル用なのでしょうか。
ジャケットから感じられるような世界観も曲全体から感じられ、メンバーそれぞれが同じ方向を向いて音を作っているのが感じられます。
こういう女性ボーカルのバンドも今までもたくさんありますが、CHEESE CAKEは独自の世界観をすでに確率しているのではないでしょうか。
可愛い声のボーカルと、この曲全体に広がる”もの悲しさ”な世界観とのギャップが、曲を聞いているうちに、どんどんと自分の中に染み渡っていきます。久しぶりにもっと聞いてみたい、というバンドに会えました。
こういう女性ボーカルのロックバンドってかなり多いと思いますが、このCHEESE CAKEはこれからさらに独自の音楽を創っていくパワーがあると思います。
アイドル全盛の音楽業界なのですが、こういうバンドももっともっと頑張っていただきたいと思います。
では5つ星総合評価いきます。
CHEESE CAKE −「音の無い世界のうさぎ」
演奏度:☆
歌唱力度:☆☆☆
曲のクオリティ:☆☆
個性:☆☆☆
期待度:☆☆☆☆
コメントの割に低めの評価を付けさせてもらいました。演奏度はプロのバンドの中で比較すると、どうしてもこのような結果になってしまいます。歌唱力度はまあまあです。声量がありそうなので、まだまだ良くなるのではないでしょうか。一番下の期待度がほぼすべてです。次回作期待します。