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中国人富裕層たちの海外逃亡が中国のバブル崩壊の加速化をすすめるのか?

中国不動産バブル崩壊は近い?

最近中国の田舎町のメーカー社長に知り合う機会があったのだが、彼も海外国籍を取得していた。さらに4歳になり9月から地元幼稚園に通いはじめた子供も海外国籍を取得していた。

今の中国でこのようなことは決して珍しくはない。

中国に住む富裕層と呼ばれる人たちは、このように海外国籍を取得することにより、いざ中国本土がバブル崩壊もしくは政治的混乱を起こした時にすぐに海外に居住できるよう自らに保険を掛けているのだ。

中国の報道では当然していないのだが、日本の報道では中国のバブル崩壊を予期させるような内容が連日放送されている。例えば、新興住宅地にそびえ立つ高層マンションが実は投資目的のみのゴーストで、買い手が見つからなく、困っているマンション所有者などが映しだされている。

事実、このような現象は中国各地で起きており、中国政府もさまざまな規制により不動産のバブル化を抑えようとしているが、根っからのギャンブル体質の中国人の欲望を抑えるのは並大抵ではないようだ。

ただ、日本に比べ土地が大きいため、不動産価格の大暴落にはまだ月日が掛かるのかもしれないが、すでにその大きなSTONEはROLLINGしてしまっているのだろう。

そして、それをすでに予期していたかのように、中国人富裕層がこぞって海外国籍を取得している事実がある。国籍取得先はアメリカ・カナダ・オーストラリアが人気のようだが、数年前から流行っているのは、妊娠した後にアメリカへの渡航ビザを取得し、滞在先のアメリカで出産してしまうというツアーがあり、

米国に押し寄せる中国人 米国籍求め、出産ツアー+(1/2ページ) - MSN産経ニュースこのようなしたたかな方法で次々に中国人富裕層が海外へ逃亡するルートを確保していっている。

中国人の多重国籍は自由?

中国人の海外国籍の取得についてだが、勘違いしやすいのが、実は「中国政府は中国人の多重国籍を認めていない」ということだ。海外にてその国の国籍を取得した時点で、中国の国籍は自動的に除籍されてしまう。しかし、その人が中国へまた戻ってきた時には、一旦除籍した国籍を元の状態に戻してまた中国人になれる。この時に中国側から元の海外の国へは中国籍を再取得させたという通知がないため、元の海外の国籍も維持されるというロジックになっているのだ。このような手口で次々に多くの中国人が多重国籍の状態を作っているのが現状なのである。

また、上述した子供をアメリカで出産する方法だが、アメリカのルールでは、外国人でも米国内で出産すれば新生児に米国籍が与えられ、さらに子供が21歳に達すれば、両親も米国の永住権を得ることができる。

その流れはどれくらい進んでるのか?

ある情報筋によると中国人富裕層の8割がそのルートで海外国籍を取得しており、中国共産党高級幹部の9割も同様に海外国籍を取得しているそうだ。

10%の富裕層が都市圏の総保有財産の5割以上を占有しているそうだが、ここから考えるに、彼ら富裕層が何かキッカケで自国を見捨てて離れることになれば、中国経済はまさに崩壊してしまうのだろう。それも未曾有のスピードで。

その時に日本はどうなるのか?そしてどうするのか?決して対岸の火事だけでは済まないということだけは覚えておいて損はしないだろう。